2017年3月27日月曜日

DENON TU-500 FMチューナー1974年製


1974年製DENON TU-500 FMチューナーの修理を委託された。早速ネットで調べて、英文のメンテナンスマニュアルを購入した。

【不具合現象】

  • ポップ音、ミュートが頻繁に動作して聴ける状態に無い(ミュートリレーが頻繁に動作する)
  • 音はひずんだ感じ
  • 左右のバランス(VUメータの振れ)が悪くレベル変動も
【ミュート回路を殺す】
波形を追うとFM復調用IC周辺とミュート回路がおかしい(不具合の現象通り)。フレームは外せたが、各ユニット基板同士を接続する直付け基板の半田付けを外さないと、基板を裏返すこともできず、これ以上ばらすのはおおごとになる。
考えると、故障では無くてFM復調関係の「調整のずれ」かもしれないが、信号発生器が無いので確認できない。
ここで途中経過を報告。

【様子見と準備】
  • 室温が高い日は、不具合現象が軽減される
  • FMトランスミッター(カーステレオ用)を購入
【調整】
  1. FMトランスミッターが正しく動くことを確認
  2. 1kHzテストトーンを、3分間のものを作成
  3. Google Driveにアップしてスマホで再生 → Bluetooth → FMトランスミッター → FMチューナーへ 飛ばす
  4. FMトランスミッターを 80.0MHzにして、0dB トーンの音量調節
  5. ローカル調整
    Sメーターを見ながらダイヤル目盛りに合うように、ローカルと思われるコアを調整
  6. 0.1MHz位ずれていた地元FM局 76.6MHz がほぼ合うようになった
  7. ディスクリ調整
    ディスクリコイルをセンタになるように調整
  8. バランス調整
    LRのバランスを再調整(ミュート回路を調べた時にR側をいじったため)
  9. FIXED OUTPUT の左右レベルが2,3dB 合っていない(不明)が VARIABLE OUTPUT は揃っている
  10. ステレオの場合、プツプツ音が時々入る
    リレーを使用した音声ミュートとは別のミュート回路がFM復調用ICへ入っていて、感度調整?ボリウムを回したらプツプツ音は消えた(反対に回すとミュートする)
【調整後気づいた点・未解決点】
  • ステレオの場合、L側のトーン波形がノイジー
  • 無音時、ボリウムマックスではLRとも同じくらいに聞こえるが、モノラルにすると聞こえないレベルになる・・・FM復調用ICの部分が怪しい?
  • ミュート回路の不調・・・時定数が狂っているとか、感度が高いとか?
クラシック音楽とかは分からないが、普通に聞き流すくらいなら問題ないかも。
チューニングメータなどは合ったし不快なポップ音も消えたので、ミュート回路は殺したまま、とりあえず使ってみてもらうことにした。